
こんにちは、川戸です。
あなたは「80対20の法則」をご存知ですか?
リチャード・コッチ著「人生を変える80対20の法則」の序文にはこう記されています。
80対20の法則とは、投入、原因、努力のわずかな部分が、産出、結果、報酬の大きな部分をもたらすという法則である。
例えば、あなたが成し遂げる仕事の80%は、費やした時間の20%から生まれる。
つまり、費やした時間の80%は、わずか20%の成果しか生まない。
「そんなバカな!」と思いますか?
でも、意外とこの指摘には納得できるものがあるんです。
今回はこの「80対20の法則」とトレンドアフィリエイトの関係について考えていきたいと思います。
トレンドアフィリエイトと80対20の法則
では、さっそく「80対20の法則」をトレンドアフィリエイトに当てはめて考えてみましょう。
私が月初に必ず行う作業は「前月の分析」です。
・前月の総PV数と収入額は?
・平均滞在時間、直帰率、CPCなどの数値は?
・どの記事にアクセスが来て、どの記事にはアクセスが来なかったのか?
これらを分析すれば、翌月からのブログ運営を改善するための資料を手に入れることができます。
中でも最も私が念入りに分析するのは「どの記事にアクセスが来たのか?」というポイントです。
「Google Analytics」を使って全記事を「一か月間にアクセスが来た順」に並び替え、そのランキングをチェックします。
ここで私は毎回発見する「80対20の法則」は
『月間総アクセス数の80%が全記事の20%によって生み出されている(※)』
ということです。
※80対20の法則は必ずしも「8:2」とは限らないので時には「7:3」の時も「6.5:3.5」の時もあるのですが
例えば300記事で30万アクセスを得たとして、1記事1記事へのアクセス数が決まって1000アクセス前後ということはありません。
きっと、ほとんどの記事は100~500アクセス程。
一方、上位10位の記事では約10万アクセス(全体の3分の1)を集めている、というような分布になっているはずです。
つまり、これこそが
・総記事のわずかな部分が、報酬の大きな部分をもたらす
もしくは
・記事を書く時間の20%が、報酬の80%をもたらす
という「80対20の法則」なのです。
事例
実際に、私の過去の実績を改めて振り返ってみました。
ある月の月間PV数は約37万PV。
対して、上位10記事が集めた総アクセス数は14万7千アクセスでした。
この時の総記事数は180記事ほどだったので「10記事=全体の5.5%」
つまり
『全体の5.5%の記事が、総アクセス数の40%を生みだしている』
ということになります。

さらに、全体の20%に当たる上位36記事についても確認してみたところ、総アクセス数は約23万PVでした。
これは全体のアクセス数の約62%。
この場合は
『全体の20%の記事が、総アクセス数の62%を生みだしている』
ということになります。
きれいに「80対20」とはいきませんでしたが、やはり「全体のわずかな部分が大きな結果を生む」という法則を見出すことができますね。
※「80対20の法則」では必ずしも和が「100」になる必要はありません。詳しくは書籍を読んでください。
80対20の法則を活用する
この「わずかな記事が報酬の大部分を生む」という場合の「80対20の法則」を活用する方法はPDCAサイクルの使い方に似ています。
つまり、上位20%や上位10記事の「何が良かったのか」を分析することによって、次からその要因を意識して記事を書いていけばいいのです。
そうすれば…
20%を分析する⇒翌月の総アクセス数が上がる⇒再び全体の20%を分析する⇒翌月の総アクセスが上がる
という好循環を起こすことができます。
「書いたら書きっぱなし」ではなく、しっかりと「結果を生む20%」を分析し取り入れること。
そうすれば、トレンドアフィリエイトでの稼ぎを増やし続けることが可能です。
80対20の法則はどこにでもある
書籍「人生を変える80対20の法則」では「80対20の法則」が実にさまざまな場面で使えると示されています。
ビジネスの場はもちろん、プライベートにおいても「80対20の法則」は有効です。
・どれが有益な20%なのか
・どれが20%しか生まない80%なのか
これを見極めることができれば、あとはその「有益な20%」を改善に活かすだけ。
「80対20の法則」とはあらゆるものを改善するために有効な考え方なのです。

※アフィリエイトだと思わるのも癪なのでリンクは入れてません。Amazon検索してください。
トレンドアフィリエイトでもまだまだ80対20の法則
トレンドアフィリエイトと関わりのある「80対20の法則」は何も記事とアクセス数の関係だけではありません。
例えば検索結果ページ。
ユーザーの60%は検索結果ページに表示された記事の内「上位3位までの記事」にアクセスすることがわかっています。
また、上位6位までの記事で独占しているアクセスの量は全体の約80%です。
逆にいえば、たとえ検索結果1ページ目にあなたの記事が表示されたとしても、順位が7位以下なら起こされているのは「全体の20%のアクセス」のみ。
もちろんあなたの記事がその20%を総取りできる、という話ではなく2ページ以降からも続く何百、何千というページでその20%を奪い合うことになります。
となれば、上位表示されない記事をただ量産するということには意味がありません。
あなたは「80対20の法則」によって、重要なのは「上位3位、少なくても6位までに表示される記事を書くこと」だと気がつくでしょう。
このように「80対20の法則」はさまざまな場面で私たちに気づきをもたらしてくれます。
他にもトレンドアクセスアフィリエイトで役に立つ「80対20の法則」を探してみましょう。
まとめ
「80対20の法則」とは原因のわずかな部分が結果の大部分を生みだす、という法則のこと。
私たちは10の行動に対して、10の結果が出ると考えがちですが、実はこれは間違い。
40を生むことができる10の行動もあれば、1しか生みださない10の行動もあります。
この「80対20の法則」を上手く使うことができれば、あらゆるシステムを改善させることが可能です。
もちろん「トレンドアフィリエイトで稼ぐ」という目標においても「80対20の法則」は有効。
「多くの結果を出せるわずかな原因」に注目して、稼ぎを効率化させていきましょう。